処置時に使用している物品
高齢になると皮膚が乾燥し脆弱になり、傷が出来やすくなります。またテープかぶれを起こす方もいらっしゃるため、
医務室では、傷の状態を観察し、傷の場所や大きさ・状態に適した物品を使用し治癒に繋げています。
今回は、傷の保護で使用しているテープ・フィルムの一部をご紹介いたします。
①左上3種類:傷に当てたガーゼを固定するテープです。
一般的には真ん中の紙テープを使用しますが、かぶれやすい方には一番左側のビニールテープ、それ以上に肌が敏感な方には
一番右側のテープを使用します。
②左下:マルチフィックスロールと呼ばれるテープです。テープで剥がれやすい部分やガーゼが濡れない様に覆う為のフィルムです。
③右上:ステリーテープと呼ばれるテープです。皮膚がめくれてしまった場合に修復し、固定するための細いテープです。
④右下:傷パワーパッドと呼ばれるテープです。傷が出来てから時間が経過しておらず、数日間は貼ったまま様子を見ても良いと判断
した部分に使用します。約1週間は貼ったままで良い物ですので、約1週間後に剥がして傷の様子を確認し、必要時は新しい
物を貼り直します。(下部の写真の黒い円の中にあるのが貼った状態の物です。)
以上です。今後も肌や傷の状態に適した物品をしっかりと選択し、使用していきたいと思います。